一番下のボタンは閉めない!
スーツの1番下のボタンは基本的に飾りです。
このボタンを閉めてしまうと、皺ができてしまい、不格好になってしまいます。
街中ではかなりの数の方がボタンをすべて留めて闊歩しいらっしゃいますが、非常に間抜けな感じに映りますのでやめておいたほうがよいでしょう。
逆にすべてボタンを開けている方もおりますが、こちらもビジネスでは不適切です。立ってるときは、ボタンを留め、座ったときは外すというのはスーツのためには一番良い着方ですので早めのうちから身に着けておくとよいでしょう。
ただし、職場や立場によっては座っているときでもボタンを留めたまま、という暗黙の了解があります。こちらは空気を読んで対応しましょう。
また、例外的にダブルブレストのスーツでは座っているときでもボタンは留めたままです。
次はスーツのポケットについてです。
外ポケットはポケットにあらず
スーツにはいくつもポケットがついています。
大きく分けると外側についているポケットと内側についているポケットがありますが、外側のポケットで物を入れてもよい場所はチーフポケットのみです!
チーフポケットとは左胸のあたりにあるポケットのことでこちらにはポケットチーフを挿します。
街中でボールペンを指している方やスマホを入れている方をよく見かけますが、見た目的にもよくありませんし、何よりスーツが型崩れする原因となりますのでおやめになったほうがよいでしょう。
同様に、それ以外の外ポケットにモノを入れると型崩れしますので、NGです。
モノを入れるとすれば内側のポケットで入れたとしても薄いカードケースかスマホくらいにしておきましょう。
ボタンダウン×ネクタイは基本NG!
ボタンダウンとネクタイを合わせて使うのはボタンダウンの本来の目的からするとNGです。
ボタンダウンはノーネクタイで美しく見えるように設計をされているものがほとんどですので、ネクタイを使用する場合はボタンダウン以外で使うとよいでしょう。
ボタンダウンって何?というは、以前こちらの記事でも取り上げておりますので、ご覧ください!
【新社会人】これだけ気をつければOK!ビジネススーツの基本!5選
袖口はシャツが1㎝のぞく程度に!
こちら洒落者で知られるチャールズ皇太子のお写真ですが、しっかりとシャツがのぞくようなフィッティングです。
おそらくお召しになっているのがダブルカフス(カフスリンクスを使用して袖を留めるタイプのもの)のシャツかと思いますので、1.5cm~2.0cmほどのぞくように袖丈がとられているのでしょうか。
元来シャツは下着ですので、ジャケットが直接肌に触れて痛まないように、シャツが少し長くなるようにフィッティングをしていくのが正統派です。
このような実用的な面だけでなく、袖からシャツが覗いていないと野暮ったく見てしまいますので、見た目にも良くないですので少し気を付けてみるとよいのではないでしょうか。
まとめ!
いかがでしたでしょうか。案外ご存じないこともあったのではないでしょうか。
スーツをはじめとしたフォーマルなファッションにはルールがあるのも事実です。
一般的なスーツの販売員の方はこのようなルールにあまり詳しくない方が少なからずいらっしゃいます。
スーツをお求めになる場合は、ご自身で知識をきちんとつけていくということが必要ですので、少しずつ学んでいかれるとより一層コーディネイトが楽しくなりますよ!
日本には日本の文化がありますからルールに縛られすぎるのも良くはないと思いますが、たまにはきちっとした正統派の装いをしてみるのもよいのではないでしょうか。
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