【新社会人】はじめてのスーツ!実は買った後が一番大事!!①

お手入れ

新社会人に向けてスーツの購入のポイントなどを解説しているサイトは多いですが、実は買った後が一番大事なのはご存じでしたか?

スーツのお手入れをするルーティーンを作る

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新社会人の皆さんでもこれまでにスーツを着た経験はおありかと思いますが、その扱いについてまで気を配っていた方は少ないのではないでしょうか。

ある程度しっかりと作りこまれたスーツはきちんと手入れをしていれば、10年でも20年でも着続けることが可能です。

この手入れを多くの皆様は クリーニング のことだと誤解しております。
一般的なクリーニングでは、すればするほどスーツは傷んでいくという認識を持っていただいたほうがよいです。

スーツのお手入れの基本は、ブラッシング陰干し、そしてスチームアイロンです。

このお手入れの基本を身に着け、いつまでもいい状態のスーツを着ていただけるよう少しだけご紹介させていただきます!今回は『ブラッシング編』です。

ブラッシングとは…?

ホテルなどで、こちらのようなブラシを見かけたという方も多いのではないでしょうか。

私を含めてそうでしたが、社会人になってきちんと着るものを考えるまでこのブラシでスーツや靴をブラッシングするということを知らないという若者も多いのではないかと思います。

また、知っていたとしても「自宅にある」という方はそう多くないのではないでしょうか。

お手入れ方法の1つ目に挙げた『ブラッシング』では、こちらのブラシを用いて行っていきます。

ブラシには、化学繊維を用いたものから動物性繊維を用いたものまで幅広くありますが、とりあえず一本ということであれば、『馬毛ブラシ』をおすすめいたします。
動物性のものであれば、豚毛と馬毛が一般的ですが、豚毛は少し硬いため慣れていないと一般的なウールの素材のスーツをかえって傷つけることになりますので、使い勝手のよい馬毛をまずそろえるとよいでしょう。

ブラッシングには大きく2つの目的があります。

①繊維に付着した埃や汚れを取り除くこと
②繊維の毛並みを整えて長持ちさせる

①は当たり前のことですので、解説は不要かと思います。②は意外だったという方もいらっしゃるはずです。実際にブラッシングをきちんと行った服とそうでない服の耐久性は大きく異なるといわれております。
一般的なスーツで用いられるウールとは羊毛ですから、元々はクルクルしていて、復元力があります。そのおかげで吊るしておくだけでもシワが伸びるのですが、その繊維の方向をきちんと整えてよい状態を保つことで長持ちさせる効果が生まれます。

そのほかにも立体的なスーツの構築を保つといった効果もあります。

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たった1,2分でOK!ブラッシングの方法◎


新しく仕事を始めててんてこ舞いなのに、ブラッシングなんてやってられるか!!という気持ちも非常にわかりますが、帰宅してから1,2分でいいので、ブラッシングを行う癖をつけてください。

手順としては次の2つでそれほど難しくありません。

①下から上に毛を起こすようなイメージで軽くブラッシング
②上から下に軽く埃をはらうようにスナップを効かせながらブラッシング

たったこれだけです。一生懸命ゴシゴシやる必要はないので、かる~くやってあげてください。

※ブラッシングに伴う破損・汚損などには一切責任は負いません。

このとき、襟の裏なども忘れずにブラッシングしてください。パンツについても同様に行うとよいでしょう。

このブラシですが、セレクトショップや紳士服店でも手に入りますが、それほど値段で差が出るものではないので、1000円~2000円のもので十分です。

私もその価格帯のブラシは実際に2年愛用しておりますが、まったく問題ありませんし、スーツも良いコンディションを保っています。

また、天然馬毛100%で、持ち手も天然木なのにもかかわらず非常に良心的なお値段なので、コストパフォーマンスに優れたブラシとなっております。

【余談】オーダースーツ vs 既製服

オーダースーツと既製服どっちがいいかという議論をよく見かけますが、個人的には新社会人にオーダースーツはお勧めしません!その理由は次の2つです。

①仕上がりをイメージしづらい(特にパターンオーダーやイージーオーダー)

②多くの人にはコストパフォーマンスが悪い

オーダー(パターン。イージーなども含む)では既製服と比べて自由度が比較的高いです。フルオーダーであれば本当に自由度が高いです。新社会人の場合は、自分の好みをうまく伝えられなかったり、フィッターさんの言われるがままに仕上げた結果、その業界や職場にそぐわないものができあがったという例が山ほどあります。

また、オーダーの場合は、生地から選ぶことになりますが、バンチブックという小さな生地帳を見て決める場合が多いです。この場合、小さな面積だけ見て選んだ生地で実際に仕上がると思っていたものと全然違っていた!なんてこともよくある話です。

まずは、既製服で実際に仕上がっているものを見て、試着してみて自分の好みその職場・業界に合うスーツを選んだほうが良いように思います。

加えて、ずっと部活やってきて既製服だと補整の限界!という方ではない限りオーダーはコストパフォーマンスが低くなります。
既製服では、大量に生地を買い付け、決まった型紙でいくつも生産していきますので、よい生地でしっかりとした縫製のスーツが比較的安価で手に入れることができます。

それでもオーダーしてみたい!!と思ってしまう気持ちもわかります。
私個人がおすすめするテイラーについてはまたの機会にご紹介させていただきます!

まとめ!

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帰宅したらブラッシングする癖をつけること!
①下から上に毛を起こすようなイメージで軽くブラッシング
②上から下に軽く埃をはらうようにスナップを効かせながらブラッシング

こちらを1,2分行うだけでOK!

さて、次回は「クリーニングに出せばだすほどスーツが痛むって本当?」について考えてみたいと思います。

コメント

  1. […] […]

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